法人のための電話回線の選び方

電話回線工事ナビは起業して会社オフィスを立ちあげる方や会社の支店を新規に立ちあげる方など、オフィス・事務所を新しく立ち上げる人なら誰もが必ずやらなければならない会社の電話回線の選び方について紹介するサイトです。

電話回線の新設工事するときに、どこに頼めばよいのかわからないという場合や、電話業者が多すぎてどこにすればいいのか迷っている場合など、電話回線の知識・経験がない方にもわかりやすく解説します。

電話回線工事の流れ

  1. 問い合わせ

    メールで見積りをとる

  2. 現地調査

    利用環境の確認をする

  3. 申し込み

    契約後に工事が始まる

  4. 工事完了

    電話が開通する

ビジネスフォンを導入する際の電話工事の種類

ビジネスフォンの回線工事は、会社の規模や社員の人数、建物内で利用しているフロアの数、ネットワーク化する支店の数など、さまざまな要因によって必要な費用や工期が変わってきますが、工事の種類(あるいはパターン)は、会社の規模の大小に関わらず、以下の4パターンのいずれかに分類されます。

一つ目は、何もない状態でゼロから電話回線を設置する新設工事です。起業して会社の事務所を設立する方や、現在の事務所とは別に新しく会社の支店を立ちあげる方などがこれに当てはまります。

二つ目は、既存のビジネスフォンが古くなったり故障して使えなくなったりしたときに、新しい機器に買い換えるときの工事で、特定の機器のみを交換する場合とビジネスフォン全体を交換する場合があります。故障の場合は故障した機器を入れ替えるだけなのでさほど手間はかかりませんが、既に運用している社内の機器全体を入れ替える場合は、通話ができない時間帯が発生することもあるため、営業時間外に工事を行う必要があります。

三つ目は、会社の移転に伴い、ビジネスフォンとOA機器を移設する工事です。新しいオフィスでも移転前の利用環境を完全に再現しないと、「個々の社員の内線番号が以前と違う」「移転後からサーバーに繋がらなくなった」などのトラブルが発生することがあります。また、そのようなことにならないためには、発注者側も移転前の利用環境をきちんと把握していることが求められます。

最後に四つ目は、会社の電話番号を増やしたい時や、既存のネットワークとは別の新たなシステムを追加導入する際に、電話回線や機器を増設する工事です。単純に機器を追加するだけの場合と、回線の工事を伴う場合に分かれます。

以上の4種類のうち、どれを行うかによって工事の内容や必要な費用が変わってきます。まずは自分がしたい工事がどれなのかを把握しておくことが大切です。


経営者や総務が知っておくべき電話工事の基礎知識

一般の人が普通に生活をしていれば、電話回線の契約をする機会というのはそう多くありません。大学生として、あるいは新社会人として一人暮らしをするときに、新居の電話回線やインターネット回線をどうするか?という場面で初めて、電話回線にいろいろな種類があることを知る、という人が大多数だと思われます。

これは会社であっても同じことで、専門職か電話関連のアルバイト経験のある人でない限りは、電話回線について聞かれても「電話の使い方くらいはわかるけど、電話回線については知識がない」「ADSLだのISDNだの光だのIPだの言われても違いが良くわからない」くらいの認識の人がほとんどです。

ところが、電話回線を契約する本人である経営者や総務がこんな状態だと、いろいろな電話回線のプランを聞いても、何か良くて何か悪いのか?自分の会社にはどのようなプランが適しているか?ということが判断できないため、電話会社に言われるがままに割高な長期契約プランを組まされる、ということもあり得ます。

これからビジネスフォンの電話回線契約をするという方は、電話業者に連絡をする前に、まずは以下の項目をチェックしておきましょう。